歯周病(歯槽膿漏)の窓

歯槽膿漏(歯周病)は細菌(バイキン)によって起こります。原因はこれだけです、他はありません。悪化を加速させる要因として(喫煙、歯軋りやかみ締めなどの咬合不全その他)があります。バイキン(細菌)に感染しているのですが、従来は歯磨きによって、細菌の数を減らす事と歯グキを引き締めてバイキンに対して抵抗力をつける事、この2つしか方法はないとされてきました。現在でもそのように考えている歯科衛生士や歯科医師が多いと思います。
時代によりいろいろな歯磨き法が登場し、また手術をしても結果ははかばかしくなく、患者さんは歯磨きにより歯周病治療することに挫折し結局は歯を失う結果になったように思われます。

ではバイキンが原因なら原因菌を薬を使って少なくすることができないかということから新しい療法が考えられました。これには「 抗菌療法 」、「 歯周内科 」、「 PCTC 」など様々な方法があります。当院ではこの考え方に基づき治療をしていますが非常に良い結果が出ています。私も「 PCTC 」を二十年以上続けていますが結果は良好です。もちろん夜寝る前の歯磨きは忘れません。

歯を磨くだけではなく歯グキも一緒に磨くのは基本中の基本です。歯磨きのあとに指で歯グキをマッサージして、キュッキュッと音がしないときは歯だけ磨いて歯茎を磨いていないのです。そして歯間ブラシも必要です、しかし通らないところは無理に通してはいけません。歯ブラシは電動ブラシを勧めます。銘柄は問いませんが余りに安いものは避けたほうが良いようです。それでも使わないよりはマシです。

電動ブラシ使用時の注意として大事なことは「歯磨き剤はつけない事」です。歯磨き剤をつけて電動ブラシを使うと歯が削れる事があります。それから電動ブラシを歯ブラシのように動かして磨かないことです。動かさずに歯と歯茎に確実に当たっていることに注意して隅から隅まで当てるだけです。電動ブラシが振動して勝手に磨いているので、「当てるだけ」です。

70歳を超えても入れ歯を使わない人は例外なく夜寝る前に歯磨きをしています。歯周病(シソーノーロー)の人は今すぐできる「寝る前ミガキ」を実践すれば1週間で効果を実感できます。